検証分科会:実証実験第1号 の第2期プロジェクトを開始しました

2017-03-10

検証分科会は、2月末から「実証実験プロジェクト第1号」(以下、実証実験#1)のプロジェクト第二期を開始いたしました。

当プロジェクトは、Systems of Engagement領域でのCloud-Nativeアプリケーションの開発・運用を想定し、ヘルスケア業界のタイアップ企業のご支援のもとで基本的ながらも広汎なDevOps手法を実践し、開発・運用プロセスを検証するものです。2016年8月に発足し、2016年中にプロジェクト第一期として、基本的な開発パイプラインの自動化とアジャイルによるプロジェクト運営を試行し、実施結果と考察を第一期終了時点での分科会中間報告としてまとめ終えた現況にあります。

第一期で造った土台を基に、第二期では、日本国内市場におけるシステム開発・運用ビジネス形態を考慮し、より精緻な運用プロセスを実装したDevOps開発・運用プロセスを試行し検証いたします。企業システム向けにより高精度の運用を可能しながらもDevOpsに適したlightweightな管理プロセスのモデルが、ITIL・サービス管理のコミュニティでは既に提案されており、そのようなコミュニティと連携して検証を進めていきます。

また、2016年末に公表された本協議会モデル・技法分科会のホワイトペーパーに基づき、検証対象とするDevOps手法の範囲をより広げ、ビジネスモデルやユーザーストーリーの開発から検証を行うこととしました。

第二期においては次の計画でプロジェクトを進める計画です。

  • 開発チーム、運用設計チームの2チーム構成とする。
    • 運用設計チームはDevOpsのOpsを担うチームではなく、むしろ開発・運用プロセスの継続的改善に主眼を置いたチームとする。
    • 開発チームは、開始当初時点で、プロダクト・オーナー(タイアップ企業から参加)、スクラム・マスター、開発メンバーを置くが、運用プロセスの継続的改善に沿ってプロダクト・オーナー補佐、DevOpsエンジニア、ゲートキーパー等のロールを追加配置するものとする。
  • プロジェクト期間として、スタートアップフェーズ、開発・運用フェーズの2期間構成とする。
    • スタートアップフェーズは、ビジネスモデルキャンバス、インセプションデッキ等のリーン・スタートアップ手法をプロダクト・オーナー、開発メンバーの全員参加にて実施することとし、2017年2月末〜3月末まで(火曜・木曜, 一日あたり6時間)実施する。スタートアップフェーズ終了時には、優先順位付けされたプロダクト・バックログが出来ていることをゴールとする。
    • 開発・運用フェーズは、6日間を1個スプリントとして実施する。
      4月中の計6日をスプリント0として開発環境の作成、技術調査、サンプルコードの作成を実施する。
      5月以降では実働6日間のスプリント(すなわちスプリント・プラン、レビュー、レトロスペクティブを含むと8日間のスプリント)として開発・運用を実施する。